我々は未来に告げる(その3)


 中央政府の気功に対する三つの「べからざる」政策

 自らある不思議な功能の現象を目撃した中央政府の高官は、胡耀邦氏に一通の手紙を書いた。手紙に「科学発展の歴史を見渡すと当初、コペルニクスが地動説を打ち出し、ガリレイも地動説を強く主張し、アインシュタインは相対論を打ち出し、モーガンは遺伝子説を打ち出したが、彼らは皆世俗勢力から厳しく非難された。新しい理論を支持する人たちは、命さえ失われた」、「一部の古い理論が説明できない現象は、しばしば科学の飛躍の前兆である」と書いてあった。やがて、胡耀邦氏は中国共産党中央委員会の宣伝部に、気功と特異功能に対して、宣伝をせず、論争も起こさず、批判も行わないと指示した。1982年4月20日、中国共産党中央委員会の宣伝部は、この指示を伝達するようにとの通知を下達した。これが有名な「三つのべからざる」政策である。

全国に及んだ気功ブーム

 ほとんどの年配の人にとって、気功が彼らを引き付けるのは、あの不思議な病気治療、健康保持の効果である。とりわけ、現代医学は多くの難病を完治できないが、気功の現れは紛れもなくそうした病気に苦しんでいる人にとっては、一本の命を救う稲わらである。
 それで、天の時、地の利、人の和を得た気功は、中華民族の貴重な宝物として、素早く中華の大地で盛んに行われるようになり、全国規模の気功ブームを巻き起こした。
 気功は一体なんなのでしょうか。どうしてこれはこんなに不思議なパワーを持っているのでしょうか。誰もが正真正銘の分析をしていなかった。人々は、ほとんど表面上で気功を認識しているだけであった。気功の不思議な病気治療の効果と一部の気功師に表れた功能は、一枚の神秘的なベールで気功を覆っていた。ある人が、気功に頼って病気治療や金儲けや功能を求める人々の心理をしっかりと掴んで、それぞれの名目で法螺を吹いたり、はったりを利かせたりして人を騙したりしたことは、もともと人に疑問を抱かせ、迷わせかねない気功は、さらに奇怪な様相を呈するようになり、善いものと悪いものが入り混じった状況をもたらしたのである。