東京工業大学広瀬茂久教授、総理大臣への容子救出支援の要請文

平成14年10月15日

内閣総理大臣 小泉純一郎 殿

法輪功難民申請者支援会
代表 広瀬茂久

    
 中国に抑留されている金子容子さん(日本人の妻)の救出支援のお願い

 標記の件に関しましては,既に関係筋より御報告を受けられ,対処法を御検討頂いていることと思いますが,この度10月下旬にメキシコで開かれますAPECの会議に総理が出席されるのを前に,改めて御支援をお願いする次第です.

 新潟県在住の金子篤志さんの妻容子さんは,今年の春(2002年5月24日)仕事の関係で中国に一時帰国した際に,北京で気功集団「法輪功」を宣伝するビラを配布したとして中国当局に拘束され,強制労働収容所に抑留されています.想像を絶する拷問が加えられているようですが,それも法輪功修練者には効果がなく,最近では薬物投与による精神や人格の破壊がなされているようです.実際,わが国の国会議員や外務副大臣の中国側への働きかけで,8月に夫である金子篤志さんと容子さんの面会が収容所内で実現した際の容子さんの様子は大変奇妙で,全く別人になってしまっており,篤志さんは言葉を失ったそうです.

 中国政府による法輪功修練者の弾圧は,重大な人権問題として世界的な避難を浴びると共に,大きな外交問題ともなっています.すでに米国議会下院において188号議案として,中国政権に法輪功への迫害停止を呼びかける決議案が全会一致で採択されています.また薬物投与を含む残虐な抑圧・拷問に関しては,世界精神医学会が,先日,日本で開かれた際に,精神医学の専門家が8月27日に記者会見を開いて,中国での精神医療悪用による法輪功迫害の停止を呼びかける緊急アピールを発しています.

 川口外務大臣が先日中国を訪問された際にも、善処をお願いしましたが、いまだ事態の改善は見られず、夫の篤志さんが妻の容子さんに2度目の面会をするためにおこなったビザの申請は拒絶されたままになっています.

 金子容子さんの監禁がこれ以上長引けば,正常な精神状態の回復が不能な状態に陥り,命も危なくなります.抑留自体が極めて不当なものですので,APECの際に中国のリーダーたちにお働きかけいただき,金子容子さんが1日でも早く日本へ帰ることができますようお力添えの程お願いいたします.