金子容子救出へのお願い
日本国外務大臣 川口順子殿
前略 ご高承のこととは存じますが、妻容子(中国名 羅容)は現在、中国北京市の労働矯正所に収容されております。ただ、今回の収容は全く不当なものであり、かつ人道的な立場から考えても、当然日本に帰国させるべきであると考えます。
1.江沢民政権は、1999年7月に気功集団「法輪功」を弾圧し始め、拷問による死者422名、労働矯正所や精神病院への強制収容数万名(米国下院188号決議案より)という数字が示す通り、目に余る迫害を続けています。ただ、法輪功が世界50数カ国に広まっており、アメリカ・カナダ・フランス等の各種行政機関や民間団体から700以上もの表彰と激励を得ているということ、そして、7月24日には米国下院が全会一致で、江沢民政権の法輪功への弾圧を非難する決議案を可決したということ等の事実から、法輪功が良いということは明白です。妻容子は北京の街頭で、その迫害の事実を伝える資料を配布しただけであるのに、1年6ヶ月の労働矯正所収容の判決が下されたのは不当というほかありません。「真・善・忍」の教えに従い、道徳的に優れた人間になろうとする者を悪者であると見なす者こそ異常と言わざるを得ません。
2.貴省並びに大臣のご努力により、今月15日、北京で3ヶ月ぶりに妻容子との面会を果たすことができたのですが、妻の変わり果てた姿に愕然とさせられました。日本にいたときと比べてずいぶんやせ細っただけでなく、私を見る視点も定まらず、精神的にも大きなダメージを受けているように見受けられました。ここに記するに忍びないような拷問を受けているという内部情報もあり、このままでは、肉体的にも精神的にも、残り1年3ヶ月の収容期間を無事に過ごせるとはとても思われません。
3.妻の拘留がわれわれ家族に与えた精神的ダメージは、計り知れないものがあります。母は心配の余り体調を崩したままですし、祖母も高齢に心痛が重なり、寝たきりになっています。
以上の理由から、妻は日本に帰ってきてしかるべきであるし、人道的見地から考えても、日本に連れて帰って、夫である私のそばで入院治療をさせてやるべきだと考えます。容子は日本に居るときから高血圧を患っており、通院治療をしておったのですが、労働矯正所収容後再発し、血圧が220にまで上がったと聞きます。このままでは生命に危険があり、至急日本でじっくりと治療を受けさせてやる必要があります。
大臣におかれましては、私並びに家族の思いをお汲み取りいただき、容子が一日も早く日本に帰れるよう、中国政府に働きかけていただけますよう、切にお願いする次第です。
早々
2002年8月24日
新潟県佐渡
金子容子の夫 金子篤志