トロントに在住する女性の姉が、中国の労働教養所から解放される

カナダで行われた、中国で監禁されている親戚の法輪功学習者を救出するキャンペーン

被害者は、労働教養所での組織的虐待を語る

 


解放後、初めての電話で姉は感動した


 トロント住民である呉艶霞さんの弟の呉占忠さん、妹の呉艶英さんは2001年1月、法輪功学習者だったために同時に中国で逮捕された。彼らはずっと行方不明のままだったが、2001年9月、家族は、彼らがそれぞれ秘密裏に2年間の労働再教育処分となっていたことを知った。呉艶英さんは、天津市河西区の建新労働教養所で監禁されていた。
 9月7日夜8時、呉艶霞さんは、妹解放の知らせを聞いた。「初めて彼女の声を聞いたとき、とても感動しました。私は、カナダ政府とカナダ国民の努力に感謝します。彼らの支持によって、すべてが変りました」と彼女は述べた。
 2001年9月、呉艶霞さんは、天津市からトロントに移住した。カナダへ発つ前日、彼女は監禁されている妹と一回だけ面会することができた。そのときの妹の様子について「(中国の監獄看守に)顔をとてもひどく殴られており、恐らく彼女は顔に触れることができなかったでしょう。また、彼女の左の親指と人差し指は自由に動かなくなっていました」と呉艶霞さんは語る。彼女の弟の呉占忠は、どうやら天津市北辰区の双口(音訳)労働教養所に監禁されているらしいが、彼の現状については、今のところ利用可能な情報がない。
 呉艶霞さんは、記者に対して次のように語った。妹との電話は数回切断されており、妹は今でも厳重に監視されています。


呉艶英さんは労働教養所内での長期的な虐待を明らかにした ――
 一部の人は、さらなる「治療」のため精神病院に送られた。


   呉艶英さんは、労働教養所の状況を「非常に過酷」と評価する。毎朝、強制的に5時30分に起こされ、強制労働の一日が始まる。通常、労働は深夜まで行われる。
 呉艶英さんは、建新労働収容所内で彼女が目撃した、他の法輪功学習者への虐待を列挙した。例えば、賀継東さんという男性は「顔が黒くなり、形が崩されるまで殴られ、その後『さらなる拷問』のため、精神病院に送られました」という。その後の賀さんについては、何も分かっていない。労働教養所に監禁されているもう一人の法輪功学習者の徐偉文さんは、法輪功の放棄しなかったため、2年間の労働教養期間が倍になった。彼は労働教養所で「法輪大法は良い」と公言し、精神病院へ押し込まれた、と彼女は言う。
 つい先月、日本で開かれた世界精神医学会は、中国の精神病院に調査団を派遣することを票決した。調査団は、中国の精神病院内で行われている残虐行為及び精神医学の乱用を調査する。AP通信8月27日の報道には「もし、中国側が(中国への調査団の派遣を)認めなければ、中国はこの組織から除名される可能性がある」とある。北京は、過去に同じように調査団を拒否したことがある。


海外からの圧力は有効である


 カナダ国民及び政府関係者によるキャンペーンは、労働教養所の内部に対しても効果があるようだ。
 7月に救援キャンペーンが始まった後、呉艶英さんは労働教養所の環境変化に気付いた。教養所の幹部らは神経質になり、殴られたかどうか、殴られるところを目撃したことがあるかどうか、呉艶英さんに尋ねた。
 他のカナダ人たちは、彼らの家族はこの改善を目撃していると言う。トロントの張麗さんの夫である38歳のベテラン構造エンジニアの何立志さんは、最近、家族との会話も許可され、監獄での重い肉体労働も軽減された。トロントの法輪功学習者の楊振東が言うには、彼の母が監禁されている労働教養所では、最近、監禁されている学習者に海外の親戚がいるかどうかを調べ始めたという。これは間違いなく、こういう人たちを拘束している労働教養所への調査の、国際的圧力が高まっていることを恐れるからである。
 「中国の労働教養所という忌まわしい環境の中でのこうした小さい譲歩は、(労働教養所の看守が)注意して見ている表れである」と、トロントでのキャンペーンに参加するボランティア活動家のジェソン・ロフテスは言う。「中国は、(法輪功)学習者に対する拷問や強制労働の利用を常に否認してきました。しかし、直接の証拠があると事情が違います。国際社会の注目が効いているのです」。
 今、カナダ政府及びカナダ国民の圧力によって、カナダと関係のある4人の法輪功学習者が解放された。
 アメリカや日本を始めとする他の国でも、同じような救援努力が試みられている。

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背  景

   法輪大法として知られている法輪功は、「真・善・忍」という宇宙の特性に基づいて自己を律し、身体だけではなく精神も鍛える気功である。1992年に李洪志先生によって中国で伝え出され、その後、口伝えにより急速に広がった。現在では世界50数カ国、一億人以上に愛好されている。
   迫害前に中国政府が推計を行ったところ、少なくとも中国国内で7千万人が法輪功を愛好しており、その数は中国共産党員総数を上回っていた。法輪功の規模に妬みあるいは潜在的脅威を感じた江沢民ら一部政府指導者は、1999年7月より、この平和的な気功を迫害し始めた。当初は3ヶ月で根絶してみせると公言していた中国当局だが、法輪功により健康を獲得し、生活の大きな変化を体験した数千万人の精神を押しつぶすことは出来ず、このため迫害は日に日に残酷化していった。今日までに、ただ法輪功を愛好しているというだけで6千人以上が懲役刑に処せられ、10万人以上が労働矯正所で強制労働を強いられ、数千人がむりやり精神病院へ送られている。迫害により無残にも殺された人は、氏名が把握できているだけでも477人に上っている。


更に詳しい迫害の状況については、下記のホームページをご覧下さい
日本法輪大法サイト:http://www.falundafa-jp.net
法輪大法情報センター(英語):http://www.faluninfo.net/
E-mail:
info@falundafa-jp.net


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