オランダテレビ局による李洪志先生との会見内容

時間:1999年7月24日
場所:アメリカニューヨーク
資料の経緯:学習者による肉声録音

記者:あなたのその組織についてお話ししていただけますか? 法輪功は組織であるとか、あるいは宗教とか、邪教とかと言っている人もいますが、それはともかく先ずあなたの経歴を紹介していただきたいのですが。

李先生:わたしは四歳の時から、ある師がわたしと一緒に煉功しました。師がわたしを見出したのです。わたしが今まで習ったことのすべては修煉に関することでした。また、一般の人々は球技や水泳等をして余暇を楽しみますが、わたしの場合、仕事以外の時間はすべて修煉に費やしております。
 わたしはそれを、一般に公開した時点では、普通の気功や太極拳、西洋人が好きな朝の運動などと、同等のものと評価されていました。学習者は早朝30分から1時間ぐらいの煉功をしてから仕事に行きます。彼らは社会の一員であり、そこにはいかなる宗教形式も存在していません
 わたしが伝えた気功の要求はとても高く、本当によい人になって始めて病気治療効果が現れ、高い道徳基準を持って始めて高い次元に達することが出来ます。わたしは代償を求めず、いかなる費用も取ってはおらず、人に健康にし、同時にもっと高尚な人間にすることは邪教とは関係ないと思います。

記者:中国の皇帝になりたいと思いますか?

李先生:いいえ。わたしは修煉者であり、まったくそのようなことに興味はありません。何の権限も欲しくありません。わたしは中国で伝功を行ったのはたった3年間です。それから4年も過ぎてしまいました。この4年間の間にはわたしはなにもしておりません。ただ法律を守るひとりの人間です。

記者:中国や世界中の他の地域では法輪功を習っている人はどのくらいいますか?法輪功がなぜ急速に広まったのかについてはどのように解釈しますか?

李先生:わたしが法輪功の公開を始めたのは7年前でした。当初、中国の気功科学研究会が伝功を主催していました。気功科学研究会は、中国国家国務院の認可を得て、気功の管理を行う正式な部門です。最初の3年間、費用の管理や、講習会の開催など伝功活動はすべて彼等が主催しました。期間中の受講者はたった2万人でした。わたしの仕事はただ講師をするだけでした。中国気功研究会から脱会して以来、このように伝功したことは1度もありません。わたしは4年目から現在に至るまで、一人も教えてはおりません。にもかかわらず、法輪功学習者は人から人へ伝わって増えつづけ、中国政府方面の報道によるとすでに一億人になりました。わたしは一切関わっておりません。

記者:中国政府は法輪功を邪教、宗教の教団であるとし、貴方がその精神的な指導者であるなどと言っています。欧米人的な感覚では法輪功を正教と認めれば、その人は人を雇って貴方を供養させます。貴方は人のお金を取って、人は貴方のために奉仕しなければなりません。貴方と貴方の信俸者の間の関係がどのようなものなのか、欧米のマスコミにも分かるように説明していただけませんか?

李先生:(笑い)欧米人は東方人ほど修煉に対して明確な認識を持っていません。東方人(主に中国人)は修煉者が政治に参与しないことをみな知っています。彼らは政治には興味ありません。なぜなら学習者は権利の欲望等を捨てなければならないからです。政治の闘争の心理を捨て、静かな思想に達して初めて本当の修煉ができるようになります。ですから、わたしの生活は一般人の生活と同じです。毎日煉功し、家事をし余暇には家内と一緒に買い物へ行きます。わたしの家には雇い人は誰もいません。夫婦二人と娘一人しかいません。

記者:北京についての感想を聞かせていただけませんか?北京政府は法輪功の取り締まりを始めていますが、法輪功はひどい迷信だといっています。なぜ中国政府は政治性のない気功、法輪功をあのように悪辣に攻撃するのでしょうか?

李先生:学習者が多すぎることが一番大きな原因だと思います。たくさんの共産党員もこの気功をやっているそうです。多分そのようなことが原因だと思います。
 実は共産党員も一般の公民も、もし皆が道徳高尚、身体健康になれば、社会に対し、国家に対し、或いは共産党に対してもよいことであると思います。彼らは如何に考えているか分かりませんが、わたしはこのように考えています。

記者:政府は法輪功学習者に対して何をしたのか、説明して頂きたいのですが?

李先生:わたしもあなた方と同じようにメディアから知ったのですが、この事件の一部始終は全く知りませんでした。先日、わたしはカリフォルニア政府からある栄誉賞を受賞しました。そして授賞式に参加するため、わたしは車でカリフォルニア州に向かいました。途中暴風雨に遭いました。天候が大変悪かったため、3日目に行く事を諦め、授賞式のことは近くの知人に代わりに行ってもらうよう頼みました。その後、わたしは2日間でニューヨークに帰りました。帰ってからこの事件を知りましたが、大変驚きました。わたしは常に学習者達と何の連絡も取らないため、学習者経由では事件を知る事が出来ません。ですから、この事件の経緯はすべてメディアから聞くほかありません。もちろん、北京では現在数十万人もの学習者がアジア大会開催の体育館に閉じ込められている事を知っています。いくつかの体育館はそれですでにいっぱいになりました。閉じ込められた学習者達は4〜5日間にわたって食べる物もなく、飲むものもなく、トイレもない状態が現在にまで及んでいます。現在の状況はとても緊迫した状態です。国際社会と善良なオランダ人民、政府はこの事件を重視するよう、わたしは願っています。
 また、沈陽、大連では多くの学習者が警察に殴られたため負傷を負ったことも聞きました。ある学習者は骨が何本も折れるまで殴られたり、女性の髪の毛はむしりとられたり、当面の形勢はかなり緊張した状態になっております。
 聞くところによると、40〜50万人の学習者人が次々と北京へ向かっています。列車、バス、飛行機は乗せてもらえないため、彼らは歩きます。北京に到着したら警察は学習者を捕まえて、別の体育館に閉じ込めます。
 この事件は誰かが操作しているのではなく、完全に政府に原因があると思います。多くの法輪功の責任者は自分もまた修煉者であり、地位も名誉もお金ももらえない事を承知の上で多くの学習者に指導します。そういった人達が捕まえられました。もし、ある学習者が捕まったら、その地域の他の学習者は当地の政府部門に、釈放を要求するでしょう。しかし、政府は全国各地の各省、市、大変小さい地方の法輪功の責任者までも逮捕しました。全国の法輪功の学習者は政府機関に捕らえられた学習者の釈放を要求します。当地の政府は責任を逃れるため、中央に法輪功責任者に逮捕状を出させ、中央が撤回しない限り釈放しないと言っています。まるで政府は学習者を挑発しているかのように見えます。中央が逮捕状を出したと同時に、何の組織もない全国各地の法輪功学習者達は続々と北京へ向かいました。正に政府が原因でこのような事態になったと思います。

記者:仮に、わたしが北京政府だと仮定し、数万人に及ぶ政府の首脳所在地(中南海)を包囲され、さらに数万人が全国各地から押し寄せてこられた光景を見たとしたら、それは非常に組織性のある政治的活動だと思うでしょう。

李先生:しかしそれは政府がそうなるよう助長したからです。逮捕された学習者達はなんの罪もなく、ただ法輪功学習者というだけで逮捕されてしまいました。沢山の学習者は逮捕された責任者から法輪功を教えてもらったうえ、善良な彼等が逮捕されることを他の学習者は不服だと思っています。「わたし達は皆、法輪功学習者である。彼等のために何か出来る事はないだろうか?釈放するよう要求しよう」必ずそういった行動を取るでしょう。
 政府は自ら憲法違反しています。政府は罪名をなすりつけて人を逮捕しても良いのでしょうか? 気功をやるのは違法ではないと思います。


記者:満足行く回答、大変ありがとうございます。まだ、何か言い足りない事はございませんか?

李先生:現在、中国政府は法輪功を鎮圧するため、沢山のデマをねつ造しました。同時に無責任で、完全に根も葉もないことを言いふらして人を傷つけ、わたしに関するビデオテープを作りました。それはわたし個人の人身攻撃であり、人権を完全に踏みにじっています。この問題がもたらした結果は非常によくありません。このテープの内容は全てねつ造したものであり、多くの国民の法輪功を憎むように挑発させるだけでしかありません。

 このテープのことご存知でしょうか。このテープの内容はわたしを誹謗し、煉功したら薬を飲まさせないと言っています。わたしは煉功したら薬を飲んでいけないとかかつて言ったことはなく、しかもわたしは、病院は病気治療ができるところで、薬は病気を治せると言いました。ある人は法輪功を始めてから薬を飲まなくなり、死んでしまいました。法輪功が薬を飲ませないせいだ、と政府は言いました。しかし、わたしは法輪功学習者に「薬の服用はしないで下さい」を意味するような事を言ったことはありません。

 わたしが行なった講義はすべて録音、録画されて残っております。わたしはかつて今言ったような話をしたことはありません。また、このようなテープは大変人心を扇動しやすいものです。ある学習者は切腹しました。また、ある学習者はわたしに会うため、首吊り自殺しましたが、わたしはまだ生きているのに、何故死んでわたしに会いに行かなければならないのでしょうか?わたしは講義中に精神病患者に対して法輪功を学んではいけないと規定し、また精神病患者に伝えないで下さいとすべての学習者に言いました。しかし、わたしは最近の四年間は伝功していないため、沢山の人が学びに来たとしても、彼等がどのような人間かわたしは全然知りません。精神病患者が法輪功を習いに来たとしても、自ら精神病患者だと言わず、精神病であることを隠しました。しかし精神病患者が気功を学ぶことは非常に危険です。法輪功だけでなく、太極拳でも危険です。彼が法輪功を学んだ後、精神病が再発し、死んでしまったら、それは法輪功のせいであると言いました。合理的な意見でしょうか?このような形式でわたしを陥れます。

 又、わたしが生年月日を改ざんしたといいます。中国の文化大革命の時、戸籍を管理する警察署、派出所は打ち壊され、中国の多くの地域で戸籍が紛失してしまいました。文化大革命の後、改めて戸籍を作り直しました。戸籍を作る時、ある人の年齢が間違って記入されたり、男性が女性に、女性が男性に、というようなケースが全国のどこでも大変多かったのです。文化大革命中、わたしは就職のため、ある地域へ行き、当地の政府部門がわたしの生年月日を間違って登録してしまいました。その時、わたしはまだ間違いに気が付きませんでした。その職場から転任する時、わたしの生年月日1951年5月13日が1952年7月7日になっていたのを始めて気づきました。この頃の人間はこういったことにあまり重視していなかったため、間違ったら間違ったままでよいと、思っていたようです。しかし、わたしは功を伝え、人に好い人になるよう教え、人に"真・善・忍"を実行するように言わなければならないのですから、間違った誕生日ではなく、必ず本当の誕生日を言わなければなりません。そこで、わたしは警察に行ってわたしの控えを調べてほしい、わたしの本当の生年月日に改正するようと要求しました。ところが、わたしの生年月日が釈迦牟尼の誕生日と同じであることにわたし自身気が付きませんでした。中国政府はテープに、わたしは釈迦牟尼と同じ誕生日であり、釈迦牟尼となにかの関係を持っていると言っているなどとでっち上げ、わたしを非難しています。わたしは「釈迦牟尼の生まれ変わりだ」と、言ったこともなく、全く関係ありません。また、釈迦牟尼は釈迦牟尼であり、わたしはわたしです、わたしが何故彼にあやからなければならないのでしょうか?多くの罪人も釈迦牟尼と同じ誕生日に生まれました。世界中の歴史上の有名人と同じ誕生日の人も結構いますが、それをすべて取り上げて、とやかく言うことが出来るのでしょうか?もしそうであれば、すべてを利用して人を攻撃することができます。幸い、わたしは天帝と同じ誕生日ではありません。しかも、政府はどうしてそのようなことでデマを飛ばせるのでしょうか?実際のところ、政府は自分自身を攻撃しているのと同じです。その政府部門は正にそのように仕事をしているのですか?先日、ある世界日報の記者達は中国の警察部門へ調査しに行きました。彼らは中国の警察署、長春市の警察署と、わたしの故郷の警察署へ行き、わたしの戸籍を管理する警察官と話をしたそうです。身元証明書類はすべて見つかりましたが、彼らはわたしの身元証明書とわたしの本当の生年月日を改正したことは完全に事実であることを証明してくれました。この件については「世界日報」はすでに掲載しました。この文章は「長春市警察局は李洪志さんが身元証明書を全く偽造していないことを実証する」と言う題名でした。

 あのテープの中ではわたしが世界末日を宣伝し、なにかの大災難のことを話していると言っていますが、わたしは全くこのようなことをやっていないし、このような話も話したこともありませんでした。講義中、ある学習者がわたしにこのような質問をしました、先生、大災難は存在するのですか?その時わたしはこう答えました。修煉者はこのようなことに関心を持たないで下さい。そうでなくても修煉者とは何の関係もありません。わたしはまた彼等に大災難と言うものが存在していないと言いました。しかし、彼らは"存在していない"を取り除き、"大災難"だけをビデオから取り出し、わたしが大災難を話していると宣伝します。政府は何故そんなにでたらめなことをやれるのでしょうか?

 今、中国はまるで文化大革命の時期のようです。完全に文化大革命のときの"洗脳"方法を用いています。彼等が作り上げたビデオテープを、全国各地のすべての部署、職員、労働者に強制的に見させます。誰でも見なければなりません。それは文化大革命との違いは何もありません。完全に同じ方法を利用して、犯罪行為をねつ造し、大衆を欺きます。より多くの人が法輪功に対する不満、大衆と大衆との争いを引き起こします。それは一貫した手法です。

 わたしは皆さんに事実を知ってもらおうとしています。中国政府は強大な宣伝機関を持っているため、彼等が言う一方で、一般大衆に言わせません。仕方なく、わたしは国際媒体がこの件を重視し、我々の声を聞き、同時により多くの中国の大衆に、目前の状況についての注目してもらうことを希望しています。

 もしまだお時間がありましたら、もうすこしお話させていただきたいのですが。

 簡単に一つの問題をお話しします。今の状況から見れば、中国の事態はもうかなりひどくなっています。社会や、人権組織の注意を引くべきだと思います。暴力を使わずに、対話の方式で解決するよう中国政府を督促することができるでしょうか?

 すべての法輪功の学習者達は朝運動をしている人達と同じで、法律を守る人間です。大衆がそのような扱いを受けないことを切に願っています。

(終わり)